カトリック大阪大司教区

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カトリック大阪大司教区について

カトリック大阪大司教区(大阪教区)は、日本にあるローマカトリック教会16教区のうちのひとつで、大阪府、兵庫県、和歌山県におけるカトリック教会の活動を管轄範囲としています。その中に、地域ごとに74の小教区(いわゆる「教会」、2010年4月現在)が置かれています。またそれ以外に教区責任者によって認可された、さまざまな修道会(修道院)カトリック施設・事業体などがあり、それぞれが独自の役割を担って活動しています。

ひとつの教区として独立した組織になったのは1888年で、1969年以降は、
名古屋・京都・広島・高松の各教区を管轄する大司教区となり今日に至っています。

現在の教区責任者は トマス・アクィナス前田万葉大司教(2014/9/23着座)で、司教座聖堂(カテドラル)、大司教館および教区本部事務局は、大阪市中央区玉造に置かれています。




新生計画

大阪教区は、1995年に「新生計画」を発表し、教区の未来を切り開く基本ビジョンとして新しい教会づくりに取り組んでいます。それは、以下のような流れの中で作り上げられてきました。第二バチカン公会議(1962~65年)に始まるローマカトリック教会刷新の動きを受け、日本カトリック司教団は「日本の教会の基本方針と優先課題」を発表し、教会が担わなければならない日本社会の福音化という重大な使命を深く認識し、その役目を果たすために、教会の刷新に取り組む決意を示しました。それを具体化するため、「開かれた教会づくり」を基本的な課題として、「福音宣教推進全国会議(略称NICE)」を二度(1987年・1993年)にわたって開催しました 。

大阪教区では、この日本の教会全体での取り組みを教区全体に行き渡らせるために準備を進めていましたが、ちょうどそのさなか、1995年に阪神淡路大震災に見まわれ、そのときの体験を組み入れて「教区 新生計画 」(下記参照)を発表しました。それは被災からの単なる復旧(以前の状態に戻る)ではなく、社会の隅々にまで福音をゆき渡らせることのできる、21世紀に向けた刷新された教会づくりを目指そう、と呼びかけるものでした。
1998年に教区が発行した『新生の明日を求めて-交わり証しする教会-』の冊子に計画の詳細がまとめられています。

その後2002年からは、教区全体に「ブロック化* 」が取り入れられ、また、社会活動に取り組む教区の諸活動が「社会活動センター・シナピス」に結集することになり、小教区の壁を越えて社会とともに歩む教会づくりに取り組む仕組みが整えられました。
* 「ブロック化」・・・教区全体の小教区を、おもに2~3教会ずつのブロックに分け、その中で、司祭・信徒・修道者がともに協力して宣教司牧に取り組む。教区全体が24ブロックに分かれる。

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◆◇◆教会新生のための基本方針◆◇◆

1995年2月2日付、安田久雄大司教(当時 教区長)発表
 

1)

大阪教区が目指す阪神大震災からの「再建」計画は、単に地震以前の状態に復旧することではない。キリストの十字架と復活(過ぎ越しの神秘)の新しい生命に与る「新生」への計画である。  

2)

これは、被災地、しかもその中で特に「谷間」におかれた人たちの心を生きる教会を目指すことを意味する。  

3)

ここでいう教会には、小教区、修道院、諸事業体を含む。  

4)

神戸地区のみならず、大阪教区全体を組み込んだ新生への体制を作ることで他地区も同じ姿勢をもつようになることを目指す。  

5)

具体化に際しては、全てが痛みを伴うプログラムであることとする。  
       

◆◇◆今後求めていく教会像◆◇◆

1)

「谷間」に置かれた人々の心を生きる教会  

2)

「交わり」の教会  

3)

共同責任を担い合い、協働する教会  

4)

聖霊の導きを識別しながらともに歩む教会  

5)

司祭・修道者との協力を重視しながら、信徒の役割と責任(使命)を前面に出す教会  

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