カトリック大阪大司教区
  * HOME  > 日本カトリック正義と平和全国集会2021 大阪大会

 





 30分科会!
 正義と平和Youth Forum!
 みんな地球人!


オンライン開催終了

 大阪大会の開催にご協力・ご参加いただきまして誠にありがとうございました。
 はじめてのオンライン開催となりましたが、皆さまのご協力のもと、無事に開催することができました。
 心より感謝申し上げます。

大会実行委員会一同



【大阪大会ロゴ】

"すべてのいのちを包み込み、
一人ひとりのいのちがこぼれおちないように
支え守っている手"

「いのち」を表すカランコエの花
花言葉 =「あなたを守る」



録画動画限定公開のご案内


 下記の分科会について編集後の録画(動画)を限定公開します。著作権に抵触する部分や個人情報保護に抵触する部分は削除・編集しています。準備完了後、順次公開をしていきます。教会のグループ学習等でご活用ください。


視聴をご希望の方は、以下のリンク先のフォームに必要事項をご記入のうえ、申し込んでください。


 >> 動画視聴申し込みフォーム << 


 ※なお、視聴にあたっては以下をお守りください。

  • 動画視聴は申込者とそのグループに限ります。メール等で動画のアドレスを転送しないでください。
  • 動画の録画や録音などはしないでください。

 また、DVD や映画など著作権のあるものは削除している場合があります。別途DVD を購入するなどしていただければ幸いです。


分科会の内容
右横の「▼」ボタンをクリックして開いてください。



【主催者】竹延真治(クラレチアン会司祭)
【発題者】酒井則行さん(かどま九条の会事務局長、元小学校教諭)

 戦後二代目の総理大臣幣原喜重郎は大阪府門真市出身で、優れた外交官、のちには外務大臣として多数の国々と交わり、ワシントン・ロンドン両軍縮会議では平和協調を希求し、軍部の中国侵略に反対しました。その姿勢は"軟弱外交"と国民から蔑まれ、政界を退くが、敗戦後突然天皇により首相に抜擢されました。二度と戦争の悲惨さ、苦しみ を人々が味わうことがないようにと考案された憲法 9 条は、幣原がマッカーサーとの秘密会談の中で生まれたものだったのです。幣原が洗礼を受けた事実はありませんが、彼こそイエス・キリストの平和のメッセージを最も忠実に生きた日本人の一人かもしれません。出生地の門真市で幣原の人となりと憲法 9 条の成立の経緯を学びます。 ※DVD『しではら』は削除しています。

【主催者・発題者】梶原隆憲(堺教会社会活動委員会委員、米軍基地を引き取る行動・大阪)

 基地反対ばかりを叫び、訴えていても、それもわざわざ沖縄へ行って 叫んでも一向に解決しないし、沖縄の方は自分達の反抗している姿ばかりが報道され、負のイメージしか持たれていないと嘆いておられ ます。決して喜んでいないのが現実です。 「本土に基地は要らない」は、沖縄基地継続を補完している事に繋がります。 世論調査では、日本国民の 8 割が日米安保条約を容認しています。 という事は米軍基地容認も同じ割合という事になります。 ならば、地方自治の見解からも県民投票で示された様に県外移設を考え、行動しなければなり ません。 本土で声を上げ、叫び、国会審議にこの考えを届け議論しましょう。

【主催者】カトリックHIV/AIDSデスク
【発題者】平良愛香さん(カトリックHIV/AIDSデスク委員、日本基督教団牧師)

 新型コロナの問題はとても身近で関心があるのに、 HIV/エイズについては他人事のように感じてはいないでしょうか。「私の周りにはいません」本当でしょうか。性の問題がからむと、「考えたくない」「遠ざけたい」と感じてしまい、その結果「いないもの」とされて生きづらくさせられている人たちが教会の中にもいます。LGBT性的マイノリティの生きづらさ、HIV に感染している人たちの生きづらさ、誰もが差 別者にも被差別者にもならないために、すべての人が生きやすい社会とは、ということを共に考えてみましょう。

【主催者】カトリックこどもと女性の権利擁護のためのデスク
【発題者】竹之下雅代さん(NPO法人フェミニストカウンセリング学会、ウィメンズカウンセリング京都所属)

 この分科会では、一般社会や教会の構造的な背景、無意識の加害とは何か、二次加害とは何かについて学び、身近な人が傷つけられたとき、周囲にいる私たちはどのように対応したら良いか、健全なコミュニケーションのあり方とは何か、について分かち合いたいと思います。「教会内での人間関係でモヤモヤしている」「ハラスメントだと言われたけど、そんな つもりじゃなかった・・・」「言いたいことがあってもなかなか本音を言えない」・・・ etc。 教会共同体がすべての人にとって安全な場となるために、誰一人もハラスメントの被害 者や加害者にならないために、気づきを得て日々の生活のなかで行動を起こしていきましょう。

【主催者】大田敏文
【発題者】天野勢津子さん(アガペの家代表者)、池田雄一さん(カトリック司祭)

 三重県伊賀市の静かな住宅地の一角に2階立ての古民家があり ます。ここがNPO 法人アガペの家です。代表者、天野勢津子さんと、様々な障害を持った人たち、またボランティアの方が共同生活を送っておられます。社会的弱者(引きこもり、家庭暴 力、依存症)、また、精神的に疲れ癒しを求められておられる人々、病に苦しむ人たちとともに農作業をしながら、更生と自立を目指すところです。また名張社会福祉協議会の職員として長い間勤務され、4 年前定年退職された、和田好弘さんのご協力により昨年ケアセンター「野の花、アガペ」としてB 型継続支援事業を設立することができました。私たちカトリック信徒は、祈りで始まり、祈りで終わる、アガペの家の人々から、何を学ぶのか。共生できる社会のため、具体的な行動計画を考える機会にしたいと思います。

【主催者】日本カトリック難民移住移動者委員会(J-CaRM)
【発題者】松浦悟郎司教(J-CaRM委員長)、大阪大司教区社会活動センターシナピスで活動している関係者、難民、非正規滞在者など当事者の皆さん

 今年の世界難民移住移動者の日のテーマは、Towards an ever wider “We”です。教皇フランシスコはメッセージの中で、難民として日本にやってくる人々がもたらす多様性と の出会い、そして異文化対話によって、私たちは教会として成長し、相互に豊かになるためのチャンスを与えられている、と示されています。日本では今年、政府による入管法改悪を、教会内外の市民の力でストップさせることができました。福音にも人道主義にも反する日本の入管制度をどのように改善していくことができるか、教会内外のネットワークと協働した今後の取り組みについて、一人ひとりができることを話し合いたいと思います。

【主催・発題者】山田圭吾(那覇教区信徒)

 1900 年、「精神病者監護法」が制定された。精神科病院の少なかった時代、治安維持を目的として精神病者を私宅や小屋に監置することが行われました。あまりの過酷さに「わが邦十何万の精神病者は 実にこの病を受けたるの不幸の他に、この邦に生まれたるの不幸を重ぬるものと言うべし」と言われ、1950年に同法は廃止されたが、戦後日本から切り離されアメリカ軍統治下にあった沖縄では 1972 年の日本復帰まで続けられました。これまでほとんど触れられてこなかった沖縄戦後史の闇の一つである「私宅監置制度」について、当時の調査による写真や資料をみながら、「消された精神障害者」に光を当て、現在も続く数々の差別・虐待の元凶を探り、希望を分かち合います。

【主催者】日本カトリック正義と平和協議会 脱核会
【発題者】
 井戸謙一弁護士(北海道大学大学院名誉教授・理学博士)「子ども脱被ばく裁判とその争点としての内部被ばく」
 片岡輝美「私が原発核事故問題に関わり続ける理由ー信仰者の立場から考える」

 福島原発事故から10 年が過ぎ、福島復興が声高に叫ばれています。しかし現状を率直に見つめるなら、原発事故によって、被災した市民の人権は、未だ損なわれたままだと言わざるを得ません。この分科会では特に、子どもたちの内部被曝という問題に焦点を当て、原発事故が、子どもたちに当然与えられるべき、健康的な環境で教育を受け、成長する権利を奪ったこと、また、この問題を問い続けることは、私たち自身が負うべき責任であることを明らかにしたいと思います。なぜなら奪われた人権の問題をこのまま見過ごすなら、また同じようにこれからも私たちは人権を奪われ続け、人権が奪われた世界を子どもや子孫たちに譲り渡すことになるだろうからです。そして最後に、私たちは宗教者として、原発事故の問題にどうして、どのように関わっていくのか、参加者とともに考えたいと思います。

 分科会10は日本カトリック正義と平和協議会がすでに公開済みですので、下記アドレスより視聴可能です。▼
https://www.jccjp.org/jpbooletvol9/youtube%e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%b3%e3%83%8d%e3%83%ab/page/2

 ・井戸謙一さん ▶https://www.youtube.com/watch?v=mRc3waU_xy0
 ・片岡輝美さん ▶https://www.youtube.com/watch?v=HC6sAlMO7I8

【主催者】井上治美(大阪教区夙川教会信徒)
【発題者】肥下彰男(大阪府立西成高等学校)

 大阪市西成区は様々な社会問題が集積する貧困率の高い地域ですが、官民一体となり地域ぐるみの子育て支援体制が整ってい る地域でもあります。例えば、西成区では、児童福祉法により 全国のほぼすべての自治体で設置されている要対協(要保護児童対策地域協議会)の実務 者会議が、月に1回程度、各中学校区で開催されています。この会議には行政機関や地域 の児童委員、子育て支援の民間団体・児童館と保幼小中と高校の教員が参加し、互いがも っている情報を交換しながら、支援の必要な子どもや保護者にたいしての対策を講じています。報告ではコロナ禍で高校での生徒をエンパワメントするための「反貧困学習」の取り組みと地域と連携した支援の具体例を紹介したいと思います。

【主催者】和歌山地区 紀北ブロック
【発題者】伊藤宏さん(和歌山信愛女子短期大学 副学長・教授)

 1953年3月1日ビキニ環礁におけるアメリカの水爆実験により、日本の第5福竜丸をはじめ多くの漁船が被ばくしました。1954年11月3日水爆大怪獣と銘打たれた巨大大怪獣が登場する 第1作の『ゴジラ』の映画が公開され10人に1人が観たという空前の大ヒットとなりました。その「ゴジラ」公開から65年、今から2年前ハリウッド版「ゴジラ キング・オブ・モンスター」が大ヒットしました。ゴジラが私たちに問いかけてきたものは何だったのか?先生の講話を通して原点に立ち返り正義とは何か、平和とはどういうことかを共に考えましょう。

【主催者】有村洋(大阪教区住之江教会信徒)
【発題者】吉岡基さん(キリスト教協友会会長)、松本裕文さん(NPO釜ヶ崎支援機構事務局長)、白波瀬達也さん(関西学院大人間福祉学部准教授)、本田哲郎さん(フランシスコ会司祭)

 日雇い労働者の街として知られる大阪市西成区の一角が 釜ヶ崎(通称)です。生活保護受給率が40%と高率。最近は「労働者の街」から「福祉の街」に変わりつつあると言われます。キリスト教協友会や NPO 法人釜ヶ崎支援機構等がそれぞれの理念に沿って支援活動を行っています。釜ヶ崎の象徴とも言える「西成あいりん総合センター」は建て替えのため閉鎖されています。2013年からは行政と住民、地域団体が立場を超えた「西成特区構想」が進められています。貧困者をしっかり受け止めながら、同時に活性化をどう進めるか?長年に亘り取り組んでこられた方々に講演頂き、大会テーマに照らし、私たち信徒は何を学び、みことばと祈りの集い、分かち合いを通して各自が具体的な目標と行動計画を見いだせる機会にしたいです。

【主催者】札幌教区正義と平和協議会
【発題者】小野有五さん(北海道大学大学院名誉教授・理学博士)

 2020 年 10 月、北海道 寿都町(すっつちょう)と神恵内村(かもえないむら)は高レベル放射性廃棄物の最終処分地選定に向けた「文献調査」を受け入れました。あれから 1 年を迎えようとしています。しかしこの決定は、地元住民の意思を反映したものではありませんでした。10 万年、保管しなければならないという「核のゴミ」の地層 処 分とはどんなものなのか、今も寿都などに通って住民と地層処分に反対している小野有五さんから、自身でつくられたパンフレット「いま地層処分してはいけない8つの理由」を使って、パワーポイントでよりわかりやすく説明いただき、今、どうすればいいのか、また、カトリックとして、この問題をどう考えればいいのか、全国の皆さまと分かち合いたいと思います。

【主催・発題者】久門加代子(編集デザイナー)

 コロナウイルス感染症により、私たちの命とくらしは政治と直結していることを改めて気づかされました。ですが、気づいたものの、これまで遠かったものにどうやってアプローチしたら良いかがわからないという方も多いと思います。また関わるのは面倒と思っている方もたくさんおられます。 広告・広報物を制作していた私が、政治に関わるようになり、政治家と連携すると意外と効果的に良い社会に近づくこともあれば、無駄に疲弊することもあるということを経験して、気づいたこと、感じたことをざっくばらんにお伝えします。

【主催者】カトリック大阪大司教区社会活動センターシナピス
【発題者】深尾泰さん(大阪教区箕面教会信徒/大阪自殺防止センター電話相談ボランティア、はりまいのちの電話研修委員)

 つぎのような場合、どのようにしたらいいでしょうか?
・初めて教会に来られた方にどのように声をかけようか
・大きな病気から回復された信徒に、何と話しかけようか
・教会への電話を取ったら、悩みの相談だった

➢ 発題者の、関西いのちの電話や大阪自殺防止センターの電話相談の経験から、傾聴や共感について考えます。
➢ 仏教の自死遺族のつどいから、遺族の望む声かけを紹介します。
➢ 「よりそい」を実感した講演から心に残る言葉を紹介します。
➢ 福音書から、ヒントをいただきます。
➢ 信徒の体験談から考えます。

【発題者】大田英雄さん ACO(カトリック労働者運動)埼玉地区、JOC(カトリック青年労働者連盟)及びACO元全国リーダー、労働組合元活動家(連合全逓支部長・全労連郵産労元委員長)
鳥巣雄樹さん(長崎教区正義と平和委員、長崎県労連事務局長)
横井圭介さん(横浜教区・ラルシュカナの家)
森崎巌さん(元労働基準監督官、全労働省労働組合前委員長現顧問)

 労働者の現状をお互いに正しく把握し、私たちキリスト者はどう考え、対処しているでしょうか。皆さん方の積極的参加を求めます。皆さんは、一般企業の中で(大企業、中小、零細企業等)、カトリックや他宗教の経営施設(学校、病院、福祉施設)の教員や職員として、農業や漁業など地場産業の担い手として、青年労働者として、女性労働者として、海外からの移住労働者、外国人労働者として働かれています。また、障がいをもちながらも一生懸命に働いている方々もおられます。私たちのいのち、生活を守るエッセンシャルワーカーと呼ばれる方々もいます。移住労働者、外国人労働者に関して は、カトリック難民移住移動者委員会関係の分科会もありますので、それ以外の労働者 問題に関心をもち、闘い努力している多くの皆さんの生の声、姿、考えを、分かち合いたいので、参加してください。

【発題者】野口敏夫、塩野誠一、汐留正子、宮長篤夫(カトリック枚方教会有志)

 近年、北朝鮮拉致被害者の未帰還者の話題が少なくなったように感じられます。でも相変わらず、帰って来られていません。一つには政治問題となったから、これ以上は普通の人には触る事の出来ない問題であるという認識や、子供たち世代では、「過去そういう事件が有った」程度の認識と無関心が蔓延しているのではないでしょうか。ここで、例えば横田めぐみさんをはじめとする人々とそのご家族のこの何十年の奪われた日々、生活、人生と、同じ期間をまがりなりにも自分の選んできた人生を歩めている自分とその家族との落差を考えた時、愕然としました。難しく、ややこしい政治問題の視点は抜きです。ただ、北朝鮮に取り残された拉致された方々の帰還を祈りたいと思います。

【主催者・発題者】マッカーティン・ポール(聖コロンバン会の環境・正義・平和担当者)

 気候変動・温暖化、生物多様性に迫る危機(遺伝子組み換えとゲノム 編集を含めて)、海の酸性化、農薬(ミツバチの危害も含めて)、原発、 アマゾン熱帯雨林の破壊(日本国と日本の金融機関や会社も関わる)、 などなど。環境・自然がどんどん破壊されています。人類も危ないと 言う学者がいます。キリスト者の責任と役割? 話の内容は気候 変動・温暖化が中心になります。

【主催者・発題者】NPO法人こどもの里

 「生きてても 意味ないし」「将来とか未来とか考えて何になるん?」「どうせ、変われへんやん」小中学生にそう言わせてしまう、そう 思わせてしまうのが、今の日本です。 2020年度、小学生 14人、中学生 146人、高校生 339人、18~19才278人と 10 歳代の777人が自ら命を絶ちました。1 ケ月で 65人の子どもたちがです。20 歳代の若者たちは 2521人が自死しました。子どもは、生まれて生きる権利があるのに、 大人たちは守れませんでした。このことは今日も起きています.子どもの幸せな成長を願って、子どもの人権を尊重し、「最善の利益」を考えた社会、教会ではないことがコロナ 禍になって可視化されたと言えます。これほどまでに子どもたちを生き辛くさせているのは何なのか、私たち大人は、そのことと真剣に向き合わねばならないと思います。子どもたちから、「人を人として」の当たり前の権利を学びませんか?

【特別講師】星野ルネ

漫画家・タレント。1984年カメルーン生まれ。4歳の時に母の結婚に伴い来日し、兵庫県姫路市で育つ。高校卒業後、兵庫県内で就職をしたが自分の生い立ちが人々の関心や共感を集めることを発見し、25歳で上京。タレント活動の傍ら、Twitter上で発表していた自分の日常のエッセイ漫画が話題となり、2018年8月に『まんが アフリカ少年が日本で育った結果』(毎日新聞出版)として出版された。

 みなさんこんにちは。『みんな地球人』というテーマの元、漫画家でタレントの星野ルネさんをお迎えして、身近にある『差別』について考えていきたいと思います。学校、職場、教会で、私たちが普段言ったり、行動したりしている“当たり前”が“当たり前じゃない”人がいる。頭ではわかっていても具体的にイメージしにくいことも多いのではないでしょうか?今回は、そんな日常的な“自分と違ってみえること”に目を向けて、「違う」ってどういうことなのかを、あなたと一緒に考えたいと思います。楽しく参加できるような仕掛け盛りだくさんでお届けします。

 


 


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